照明の問題!! 寝室の照明
例えば図のような寝室があるとすると、どこから照明を当てると夜の感じが出るのでしょうか?
カメラ方向からだと
正面から当たり過ぎていて、アップを撮影した場合の夜感もありません。
ライトが無い場合や、正面からの明かりが強過ぎるからといって弱めた場合は、
全体的に暗くなるだけで、アイリスを調整してしまうと結局は夜感が無い状態になります。
ではどうするか?
夜になると机に向う時には『デスクライト』、キッチンに向えば蛇口の上に手元を照らすライトがあるはずです。
それはなぜかと言えば、天井からのライトだと手元が暗くなるからではないでしょうか?
と言うことは、夜は『片明かり(片方からの明かり)』だということになり、言い換えると『片明かり』だと夜!となります。
だからこの場合は、横になった人の足元方向から、カメラに向って低い位置にライトをおいて全身を照らすようにします。
部屋の都合で照明を低く出来ない場合は、少し高い位置からでも逆光気味に当てればいいのですが、ポイントは『壁に明かりを漏らさないこと』です。
壁や周りが明るくなってしまうと、夜の感じが薄れてしまうようです。
もちろん、もっと効果的な『夜の表現』があると言われる照明さんもいるかと思われますが、少人数のロケの際バッテリーライト一灯で、かなり効果的な夜を演出出来る方法だと思われます。
一応ヒントとして、前日の画像があったのですが気づきましたでしょうか?
もう一度貼っておきます。